【音活動】JAZZと和楽器のアルバムから考察するJAZZの進化とコラボの可能性について

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マンタです。普段はスタートアップ企業で働き、週末は音楽や趣味を探求し新しいい生活様式を模索しています。

今回は少しマニアックな和楽器とJazzについて取り上げてみたいと思います。
Jazzとは言っておきながら結果的にはウッドベースと和楽器のコラボレーションについて語りたいと思います。

私がウッドベースに固執する理由

まず最初に私が長年ウッドベースに固執している理由についてお話しできればと思います。

中学一年よりベースという楽器を弾いているので暦としては20年以上になリます。
当然最初はエレキベースでした。当時はバンドブームでしたので邦楽のバンドコピーから始まり、高校では洋楽やオリジナルバンドで吉祥寺のライブハウスに出たりしていました。

そんな私がJazzに出会ったのは高校三年のとき、ウッドベースを買ったのは大学に入った時です。最初は「Jazzをやるならウッドベースじゃないと」ぐらいのイメージでいました。なのでJazz研に所属した最初の頃はエレキベースで演奏をしていました。

しかし納得がいかない・・・。

うまくはまらないという「違和感」を感じ、早々にウッドベースを買いました。

買ったら買ったでもうこの音以外はないと思ってしまえるほど、エレキベースとは違う楽器であり、Jazzにピッタリハマるものだと確信しました。

それ以降は逆にエレキベースの音に違和感を感じ、結果全てのエレキベースを売り払い、
ウッドベースしか弾かない生活がここ10年以上続いています。

なおエレキアップライトベースというウッドベースを改良した楽器が出ていますが、その当時試してみてた時は到底“ウッドベース感“がなくすごい中途半端な楽器だったと今でも鮮明に覚えています。
ただ最近では兄弟弟子(と言っていいのかな)の楠井くんがTravel Bassをすごい良い音で演奏していたのでかなりこの領域も進歩しているのかなと。

この辺りはミニマルな生活を目指すものとしては気になってはいます。

なお私は現在“運搬しやすさ““ウッドベースとしてのサウンド“の両方を両立しているDavid Gage社のThe Czech Easeを利用しています。

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西洋楽器とのコラボについて

そんなウッドベースを愛する私ですが、Jazzを色々聞きかじり演奏をしていく中で、
楽器の組み合わせについて色々考えることが多くあります。

それも当然のことなのですが、ウッドベースはピアノのように独奏もできますが、
やはりバンドもしくは2名以上の編成で演奏することでその魅力を最大限に出せる楽器だからです。

普段の編成は、ドラム、サックス、ピアノやギター、トランペットなどやはり
西洋の楽器が中心となります。これがある意味Jazzにおいてはスタンダードな
編成であるとともに、常々「何か違うことできないかな?」と思うことも多々あります。

これはどうやら自分だけではなくプロのプレイヤーも同じことを思うようで、
私が敬愛してやまないDave Holland氏はインドの楽器タブラとサックスとの
トリオを出していたり、世界の楽器とのコラボも実現されています。

 

和楽器にベースに該当する楽器は有るのか?

そこで当然日本人である自分であれば「和楽器」とのコラボってどうなんだろうって考えました。
そもそも考えてみれば「和楽器」に低音を司るベースに類する楽器を見たことがなかったので気になって調べてみました。

結果これは日本特有の音文化のようですが中高音域特化型のため「和楽器」において低音を
発する楽器がないようです。

※ただこちら低音三味線というものがあるとご連絡をいただいたので、和楽器に低音がないというのは誤情報でした。
しかし種類が少ないのは間違いないかと思うので、私は「ウッドベース」を軸にやはり色々模索するスタンスでいければと思っています。

<参考文献>
http://www.hana.or.jp/hana/ikata/Music/JPtone.html

「和楽器」にベースという領域の楽器がないのであればベースは「ウッドベース」を軸におき和楽器とコラボしたサウンドを作ることも面白そうだと考えました。


「和楽器」とコラボしたJazzについて

しかし自分程度が思いつくアイデアは当然ながら別の人も考えているものであり、すでに先駆者がおりました。Anders Jorminという北欧のベーシストの方が琴とフィドルという組み合わせでアルバムを出されています。
個人的にはこのベーシストは北欧系ながらテクニックを全面に押し出した系ではない、「年の功が光る」というか「いぶし銀」のプレイを奏でてくれる個人的に好みなプレイヤーでした。知らなかったのは盲点でした。

jazz 和楽器 コラボ jazz 和楽器 コラボ

ドラムのない編成はベースの音がしっかりと聞くことができるので好みなのですが、この2枚のアルバムはどちらもその編成であり、ウッドベースらしい素晴らしいサウンドと琴の馴染みがありかつ浮遊感のある中高音域の組み合わせが素晴らしい作品になっています。

また上記アルバムはAmazonのストリーミングでも視聴が可能です。
Applemusicでも聞けるのでiPhoneユーザーの方はぜひ検索して一度聞いてみてもらいたいです。

コラボの無限の可能性

今回は和楽器とのコラボを取り上げましたが、現在熱を入れて探して聞いているのは
“インド音楽“とのコラボ作品です。ベーシストであるが故の性なのかもしれませんが
リズムの符割や拍子については敏感な方だと思います。

インド音楽はその辺りがかなり独特で、ベースが変拍子だったりするので非常に
解析が楽しいです。
演者も楽しそうだなと感じることが多いので、インド音楽を中心に東南アジアや
アフリカンミュージックなどなど数々のワールドミュージックとのコラボを探し、
また自分でもコーディネートして演奏する機会を作っていければと考えてます!

なお今回サラッとしか紹介できませんでしたが私が敬愛するDave Holland氏の新譜をこちらでレビューさせていただいています。かなり前衛的で刺激的なサウンドとなっていますのでぜひとも聞いていただきたいです。

【音活動】[JAZZ]2021年6月のギタートリオ新譜2作は神がかっている
2021年6月に発売されたJAZZ新譜を2作レビューします。私の敬愛するDave Hollandのギタートリオ「Another Land」とJulian Lageの「Squint」の2作です。どちらも偶然ギタートリオとなりましたが、どちらも素晴らしい作品でした。

今回は”ウッドベース”という観点から、jazzそして和楽器とのコラボについて、まとめさせていただきました。音楽の世界は本当に奥が深いので、まだまだ探せばいろんな可能性があると思っています。

私も1ミュージシャン,1アーティストとして、そういう世界を模索していこうと思います!

またBlog以外にもYoutubeやTwitterでも情報発信をしていますので、よかったら覗いていただき、フォローいただけると励みになります♪

Manta's ch - bass lover
マンタです。本業はDX/RevOpsコンサル、副業でミュージシャン、人材育成など手広く好きなこと仕事にしながら、次の新しい生活様式を模索しています。ハマっているNier Recarnationのプレイ動画や、ライブ映像、音楽関連商品のレビュ...

本日もご拝読ありがとうございました。
引き続きよろしくお願いしマンタ!!!

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