マンタです。普段はスタートアップ企業で働き、週末は音楽や趣味を探求し新しい生活様式を模索しています。
今回は久々にぐっとくる新譜が発表されたので、レビューしたいと思います。
Brad Meldauというピアニストの作品になります。
Jazzを聞いたことがない方でも、プログレ(どちらも狭い世界w)を聞いたことがあればすんなり入れるかもしれません。
Brad Meldauとは
ブラッド・メルドーとは、現在50代のノリに乗ったジャズピアニストです。
Joshua Redmanのカルテットや自身のトリオ作品を多く出しており、Jazz界を牽引し続ける素晴らしいピアニストです。
またJazzらしい曲の一方で、Radio headsの曲をJazzにアレンジして演奏したりと奇抜なことをさらっと実施される鬼才でもあります。
私がちょうど大学生でJazz研の頃に彼のトリオ作品「Art of the Trio」の7拍子の「All the Things You are」を聴き度肝を抜かれたことを今でも鮮明に思い出せます。
またベースのLarry Grenadierのサウンドとプレイが非常に好みだったこともあり(今でもそうですが)、チェックし続けているピアニストの一人です。
新譜:JACOB’S LADDER
こちらが新作の「Jacob’s Ladder」ですが、非常に実験的とも思える作品になっています。
プログレッシブロックに触発されたサウンドをしっかりと落とし込み、アナログピアノだけではなくシンセ等を積極的に取り込むことにより、トリビュートではなく、Brad Meldauとしての音楽として昇華させている点はやはり素晴らしいの一言に尽きます。
なおプログレッシブ・ロック好きの方であればきっとご存じであろうRUSHのTom Sawyerを演奏しています。かなり忠実に、しかし新しい解釈で演奏されているので、この辺りは普段Jazzを聞かないプログレファンの方にも聞いていただきやすいのではないかと思います。
RUSHとは
もはや語る必要はないかもしれませんが、意外と国内での知名度は高くないと思うので解説を。
RUSHとはAlex Lifeson(Gt),Neil Peart(Dr)そしてGaddy Lee(Ba&Vocal)によるトリオで非常に高度でハードなサウンドを展開しているバンドです。(ドラムは初期は違うようですが自分の中でのRUSHといえばこの3名です)
私も高校時代によく演奏したものですw
後のDream Theaterなどにも多大な影響を与えていえる偉大なバンドです。実際に以下のYYZという曲はDream Theaterもカバーをしています。
今聞いてもなかなか攻めていますよね。
プログレに多いのですがこのようにぶりぶり引き倒すスタイルのベースは演奏する側も気持ちいいのですw
Brad Meldauによる音楽・Jazzの進化
マイルス・デイビスがバップから始まるモダンジャズを創り上げた人物であれば、私はBrad Meldauこそが、その先のジャズを創っていく1人であると実感しています。
Robert Glasperなど新時代のJazzピアニストは多く出現していますが、彼らとは一線を隠すアグレッシブさがあり、今もあり続けていると本作を聞いて再実感しました。
今のご時世なかなかライブという形で日本で見ることは難しい状態ですが、Youtubeなどいろんな媒体で引き続き彼の活動をチェックし、自分の演奏の糧とできるように研究していきたいと思います。
なおBlog以外にもyoutubeやTwitterなどで情報発信していますので、よかったら覗いていただきフォローいただけると励みになります♪
ブログ再開してみました。
noteとかとうまく併用していければと思います。youtubeとかももっとうまく利用できると面白くできそうかなぁhttps://t.co/6gMgoaFYfM
— マンタ|今この瞬間を大事にしたい人 (@chopindepon41) May 29, 2021
本日もご拝読有り難うございました♪
引き続きよろしくお願いしマンタ!!
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