【雑記】組織と働き方への変化と対応方法について〜鬱になった人間の目線からから考える日本衰退への原因と今後のアプローチ〜

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マンタです。普段はスタートアップ企業で働き、週末は音楽や趣味を探求し新しい生活様式を模索しています。

今回は自分の働き方と照らし合わせながら、コロナ禍を起爆とした会社の変化、そして自分のこの頃の進め方について整理をしてみましたので雑記として記載してみます。

まずは簡単な経歴から

まずは自分のことをお話できればと思います。
私は今の会社は4社目となります。

色々な気づきをくれてた1社目

新卒で入った会社は、今とは全く異なる「クレジットカード会社」です。
どことは言えませんが青いロゴマークの会社です。コールセンター業務、新規企画、営業企画などを6年近く勤務していました。
そこで「データ分析」の面白さと「データ分析」をうまく実施できる人材の少なさに目をつけ、「データ」とう軸で色々やっていけるようになりたいと思い、転職を決意します。
また日本の事業衰退が明覚になってきた時期でもあったので、「なぜ日本は衰退しているのか?」という根本的な疑問も持っていました。
これらを自分自身の身を持って理解するため、日本の大多数を占める「中小企業」に
身を置いて、そこからの視点を見てみようと思い立ちました。
ここで初めて自分の中で「データ×組織」という観点が生まれ、これを軸に2社、3社目と渡り歩きました。

日本の衰退を確信した2〜3社目

1社目はかなり仕組みが整っていた企業でしたが、かなり甘かったので色々改善する癖がついたこともあり、かなり小さい企業であった2〜3社目でもある程度すぐにキャッチアップし、実績を残すことができました。
しかし、この2〜3社目において「なぜ日本は衰退しているのか?」という問いについての回答がはっきりとしました。
・少ない社員数=それを賄えればよいという拡大よくのなさ
・大企業の下請けとして人材の安売りをしている
・日本市場以外での売上が立たない(立てられない)
中小企業には中小企業たる所以があることが、所属してみることではっきりしました。

そして最後のチャレンジとして飛び込んだスタートアップ

日本の9割を占める「中小企業」が上記の状態であれば、確かに日本は衰退するしかないだろうと確信しました。
それを打開するためには、「超大企業レベルの世界戦略」もしくは「イノベーティブなアプローチ」のどちらかしかないと判断しました。
また年齢も20代最後に差し掛かったこともあり最後にチャレンジできるステージとして「データ」×「組織」×「イノベーティブ」という軸でスタートアップへの転職を決意しました。
ここで現在所属しているスタートアップに入社します。
「世界を変える」という大きな目標のため日々全力投球で仕事をし続けていました。
もちろんその業務時間は、側から見れば完全にブラックです。
平日は終電どころか、始発で帰る。帰るというよりもシャワーと着替えに帰るだけであり、ほとんど
眠れない。土日もフル稼働。そんな生活を3年以上続けてきました。

(今振り返るとよくできていたなと思いますねw)

しかしその時には私は全く「うつ病」にはなっていません。むしろ日々楽しく仕事をしていました。

スタートアップはどういう組織なのか

今所属しているスタートアップ企業は、非常に能力の高い人材が、熱量と時間と能力を全て捧げて全力で業務に取り組む、そんな集団です。側から「異常」と称されても、それすら楽しむことができる、そんな人材の集まりです。
それゆえにかなり激しくぶつかることもありますが、それが日常茶飯事でした。
“対面で”、”顔を見ながら”、”直接言い合う”
これによりもやもやがなく、納得するまでやりあう、そういうことができるからこそ、鬱屈とすることもありません。
また人材が常に不足していることから、各人が守備する業務範囲が圧倒的に広く、先人がいたわけではないため、マニュアルなんてものはなく、丸投げの様に感じる部分もあります。ただこの方が良い人からすれば本当にやりがいのある環境です。
これは間違いありません。
しかしながら「今の大企業も過去はスタートアップである」という観点で見ていくと、現在の組織にも変化が訪れてきています。

コロナ禍による組織への変化

コロナを起点とした方針転換の前倒し

“対面で”、”顔を見ながら”、”直接言い合う”
これによりかなりバチバチ日々ぶつかりながらも、全力で事業の拡張を進めてきた弊社ですが、コロナの影響はそんな会社にもありました。
2020年3月
コロナの第一次ピークの時から、リモートワークを開始しました。
オフィスへの出社はほぼ停止し、一部交通機関を使わないで通える人間のみが出社をしていました。
私は「交通機関を使わないで通える人間」だったため、基本は出社を続けてきました。
またこのリモートワーク化により、今までの様に「丸投げ」言い換えれば「自分で開拓していくスタイル」から「マニュアルを整備する」という方針に大きく舵を切りました。
この変換には組織のフェーズとして、社員数が拡大してきたので、これをもっと効率的にするためにというのが背景にはあります。リモートワーク化により一部オフィスでしかできなかった業務などもあるため、それらを再整理し、適切な業務範囲に区切っていくことで、仕事レベルを下げ、確保できる人種の幅を広げようとしていた様に現場感としては思っています。
コロナが起爆剤であったことは間違いありませんが、そのような大きな舵取りを選択したということは、間違いではないと思っています。

リモートワークにおける弊害

業務的には、今までよりも難易度が下がり、マニュアルも整備され、「仕事がしやすい環境」が整ってきています。それは2016年、私が入社したときには、明確になかったものになります。
しかしリモートワークになることによってできなくなった部分があります。
それは先に記述した “対面で”、”顔を見ながら”、”直接言い合う” です。
どうしても画面ごしでは細かい反応、ニュアンスが伝わらないこともありました。また組織自体が持っている高い熱量に触れ、触発される機会が明確に少なくなったように感じています。そのような状態になると人は「堕落」してしまう部分がどうしてもあります。
このリモートワークにおける「堕落」が、組織の熱量にも影響を及ぼしていることは否めません。

この人間の弱い部分をどう引き上げていくのかが課題だなぁと感じています。

その結果コロナ明け後は弊社もリモートではなく出社の形式をとっています。もちろん働き方の一環でリモートの方が都合が良い方はリモートを継続していますが、原則出社に舵を切っています。

イーロンマスクもリモートワークを廃めたりと、いい部分と悪い部分がはっきりしてきたように見受けられます。

監視の目(=周りの目)があるから仕事をしているような人はリモートになればサボること必須だからです。

そのためもしかすると今後はリモート=エリートの仕事の仕方、オフィスへの出社=エリート外の方の仕事の仕方となるかもしれないですね。

組織の変化とうつ病と休職

「組織全体としての熱量をリモートワークを介してどう維持すべきか」という課題感はあるものの、分業化が進み、マニュアルが整備され、業務時間が短縮し、働きやすくなったタイミングにも関わらず、私は「うつ病」と診断されてしまいました。
正直自分自身でも「なぜこのタイミングなんだ」と思っている部分もあります。
仕事のしすぎで「うつ病」になるケースがあることは理解しているので、なるとしたら入社後からの3年、ほぼ寝ないで仕事をしていた時期になるだろうと思っていたためです。
ただこのうつ病になった背景には自分自分も「忘れてしまっていた」あるものが関わっていると休職期間に自分を見つめ直して発見しました。
それは「自分が喜びを感じる瞬間が何か?」ということです。
みなさんは仕事において、どういうときに喜びを得るでしょうか?
例えば、給料が上がったとき、昇格(評価された)とき、目標数字が達成したとき、お客様に喜んでいただいたとき、などいろんなケースがあると思います。
それを私は「お客様に喜んでいただいたとき」と思っていたのですが、それが間違いでした。
「自分の知的好奇心が満ちること」
これこそが自分が仕事に求めていたことです。
現在の会社で4社目ですが、どれも自分の「好奇心」を満たすという軸で動いています。
そのため「データ」×「組織」×「イノベーティブ」に関しての知的好奇心が満ちることが、自身の喜びであり、活動できる意欲でした。
思い返せば、入社後の3年間、寝る間も土日の趣味も惜しんで働き続けましたが、働くことで常に「データ」「組織」「イノベーティブ」に関する好奇心が満ちていく喜びを感じていました。それが次の行動のやる気となっているので、疲れをものともせず動き続けられたのだと理解しています。
現在は業務の分業化、そしてマニュアル化により「データに触れることは全く無い」状態かつ何かg業務を進める=再現性のある作業をこなすだけであり、結果は出るが、知的好奇心は満たされない状態であり、それに正しく理解せず全力を注いでいた状態となります。
これでは自分の思いと反することはやっているため体にストレスがかかった状態だったということです。

今後のアクションについて

私がうつ病になった原因については以上のような状態です。
組織の分業化、これ自体は良いことだと本心から思っていますが、それと自分の喜びを”正しく”リンクできていなかったことが問題でした。

休職からの復帰にあたり私は上司と以下の話をしています。

・上司面談を設定して、「自分の喜びを感じる業務ではない」ということをしっかり意思表示する
・そうは言っても仕事を直ぐには変えられないと思うので、現在の業務における「知的好奇心」を持てる箇所を探す
・難しい場合は、知的好奇心を持つものを業務外にもち、仕事を仕事として割り切る

改めて休職期間の間に外(仕事の世界以外)に目を向けてみたとろ、自分の知的好奇心を掻き立ててくれるものは山ほどありました。

ガジェット、仮想通貨、グルメ、音楽、絵画、NFT、メタバースなどなどです。
今自分の知的好奇心を掻き立ててくれるものは全て海外の情報です。残念ながら日本の情報はアニメ関連以外はほとんどありませんね

それらを追求するにしてもお金は必要なので、どうしても仕事と知的好奇心を再リンクできない場合は、割り切りも良いかなと考えています。割り切りをして、そちらを”副業”として成功されることができれば、それを本業にできるのでそういう考えで、今後進んでいこうと思います。

こうやって整理をすることで、自身かなり楽になっていますし、改めて自分とはどういう人間かを再理解することができました。

このような形で今後自分の行動をしていけるようにしたいと思います。

現時点での私の結論

これからの視点でまた変わってくるかもしれませんが、今の時点での私の「組織」そして「働き方」についての結論を明記してみたいと思います。

働き方:趣味と仕事は同レベル。趣味をするように仕事をすべき!

この方針は鬱になる前も後も変わらないですね。
仕事を仕事として割り切って実行できる人もいますが、つまらないなぁと思います。おそらく生涯現役であることを求められる我らの世代からすると、長期戦ができること、趣味のように継続でき、それでお金が稼げるようにしておくことがベストだと思います。

組織:1つの組織に所属する必要性は感じない。ただいきなりフリーランスは難しいと思うので、1つの組織に所属しながら独立の道を模索すべき

今回の鬱により大きく変わった考え方がこちらです。
改めて振り返ると「働き方」でかいた内容を実現できる企業を選択してわたり歩いて来ましたが、今の会社があまりにも楽しくてそういう観点を忘れていました。

今組織として大きく変革しているなかなので、その流れにはうまく乗りつつも、外にしっかりと目を向け、1つの組織にしがみつくのではなく、その執着が発生しないように複数の組織を作っておくことで余裕が生まれます。

私はそのための動き方を少しづつ始めているので、その成果も数ヶ月後にご紹介できればいいなと思います。


 

雑記にお付き合いいただき有難うございます。
今回は比較的真面目な内容でしたが、普段はもっと砕けた内容も発信していますのでよかったら以下も覗いていただき、フォローいただけると励みになります。

Manta's ch - bass lover
マンタです。本業はDX/RevOpsコンサル、副業でミュージシャン、人材育成など手広く好きなこと仕事にしながら、次の新しい生活様式を模索しています。 ハマっているNier Recarnationのプレイ動画や、ライブ映像、音楽関連商品のレビ...

本日もご拝読有難うございました♪
引き続きよろしくお願いしマンタ!!!

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