【音活動】デジタルとJAZZの融合 Miles→Chickへと続くエレクトリックJAZZの次の一手について

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マンタです。普段はスタートアップ企業で働き、週末は音楽や趣味を探求し新しい生活様式を模索しています。

今回はJAZZの歴史の中でもFusionのジャンルについて考察をしてみたいと思います。
スタートは確実にMiles Davisのバンドであるのですがその流れと今後について色々まとめてみたいと思います。

Fusionとは

Jazz デジタル 融合

Wikipediaからの引用となりますがFusionの定義は以下となります。

フュージョンjazz fusionfusion)は、1970年代半ばに発生した、ジャズを基調にロックやラテン音楽、電子音楽、時にはクラシック音楽などを融合(フューズ)させた音楽のジャンルである。ジャズの派生ジャンルとされている

https://ja.wikipedia.org/wiki/フュージョン_(音楽)

スタートはやはりMiles Davisですね。やはりJAZZの歴史そのものであるMiles Davis。彼について私が語るのは非常にやぼなので割愛させていただきますが、常に実験的なサウンドを求めて続けていたことが、創られてきた音楽の変遷からも読み取ることができます。

ちなみにこの頃のMiles Davisバンドに参加していたのが、若き日のherbie hancockやChick Corea、Keith Jarret、Dave hollandやMarcus Millerだったりするので、今や押しも押されぬ大スターを早々に見抜く眼力もさすがの一言に尽きます・・・

Fusionからsmooth Jazzへの派生。そしてより大衆的な音楽への変化

Jazzはもとよりいろんな音楽を取り入れられる度量の深さを持っていたがそれらがより広がりどんどんと大衆的な音楽に変化していきました。Fusionによるエレクトリックなサウンドやソウルなどの音楽とのクロスオーバーによりどんどんと大衆的なサウンドに変化していきました。

その走りがケニー・Gだったりその後のノラ・ジョーンズに代表されるサウンドになっていきます。

 

デジタルとの融合によるクールなサウンド

エレクトリックJAZZ→Fusion→Smooth Jazzとより大衆的なサウンドになっていく流れの一方、Jazzの要素をしっかり残したサウンドをさらい昇華させていくプレイヤーが多く現れます。

Chick Corea Electric Band

Chick CoreaはそのデジタルなサウンドをベースにしっかりとJazz本来の即興的要素を踏襲したelectric bandでその地位を確立させます。後にこのバンドに参加しているジョン・パティトゥッチ、デイヴ・ウェックルとともにAcoustic Trioも実施しますがそれはまた別の機会に・・・。とくかくクールですね。

Marcus Miller

Marcus Millerは、持ち味であるslapを生かしたelectric全開でクールなサウンドを構築しています。MarcusはよりFusionに近いジャンルだと思いますが、よりサウンドとして洗練されているイメージがあります。

そして次なる世代を担う次世代プレイヤー

Jazz デジタル 融合

Victor Wooten

Miels Davisから始まり、進化し続けてきたデジタル楽器とJazzの融合はその直系であるChick CoreaやMarcus Millerによりより発展し、そして彼らのサウンドを受けた次の世代が生まれてきます。自分はベースという楽器を弾くためどうしてもベースにフォーカスしがちなのすが、この流れを正当に受け継ぎ、進化させている次世代プレイヤーとしてVictor Wootenを挙げさせていただきます。

現在ではおそらく「世界で一番ベースが上手いプレイヤー」と言っても過言ではないでしょう。そのテクニックはもちろん、音楽への深い知識、そして卓越したクリエイティビティ。全て文句の付けようがない素晴らしいプレイヤーです。

彼によりデジタルサウンドの進化はある種完成形に到達しているのではないかと思ってしまうレベルだと思っています。

Richard bona

もう一人はRichard Bonaを挙げさせていただきます。
アフリカのネイティブ言語をベースとしたサウンドですが、サウンド編成はかなりデジタルを組み合わせており、大自然を彷彿とさせる素晴らしい独自のサウンドを創られています。
歌もさることながら、ベースの腕前も素晴らしく、かなり幅広く活躍されています。
彼自身のアルバムはかなりSmooth Jazzの要素が強いのかなと思いますが、youtubeには数々の素晴らしい動画が上がっていますのでよかった検索してみていただきたいです。


 

本日はMiles Davisが創り上げたElectric Jazzという概念からの進化の過程と、次世代のプレイヤーをベースという視点からお届けさせていただきました。

このコロナ禍の中、世界的にミュージシャンと接触しにくい状態が続いていますが、こういった動画配信サイト等で広めて、彼らの演奏が少しでも皆様に届くように微力ながら貢献できればと思っています。

なお今回取り上げたベーシストは2名ともとても素晴らしく、以下で記載したウッドベースとは違うサウンドの魅力をしっかりと出されており、「エレキベースに戻っても良くない?」と聞くたびに思ってしまい、私の信念に常に揺さぶりをかけてくる2名になっていますw

【音活動】JAZZと和楽器のアルバムから考察するJAZZの進化とコラボの可能性について
JAZZの中でも今回は和楽器とのコラボについてピックアップしました。コントラバスの素晴らしいサウンドと琴のもつ東洋感が見事にマッチし、その上でフィドルの素晴らしい歌声が乗るという神秘的で神々しく素晴らしいサウンドになっています。JAZZの世界はまだまだコラボの可能性に満ちているなと実感した瞬間でした。

上記でもJazzの可能性についてまとめてみていますのでよかったら一緒にみていただけると幸いです。

またBlog以外にもYoutubeやTwitterでも情報発信をしていますので、よかったら覗いていただき、フォローいただけると励みになります♪

Manta's ch - bass lover
マンタです。本業はDX/RevOpsコンサル、副業でミュージシャン、人材育成など手広く好きなこと仕事にしながら、次の新しい生活様式を模索しています。 ハマっているNier Recarnationのプレイ動画や、ライブ映像、音楽関連商品のレビ...

本日もご拝読ありがとうございました。

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